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眼科疾患

ドライアイ

ドライアイは大きく涙液の分泌減少によるものと蒸発亢進によるものに分けられます。
涙液分泌減少をきたす疾患にはシューグレン症候群(外分泌腺に対する自己免疫疾患)、スティーブンス・ジョンソン症候群(サルファ剤などの服用を契機に発症し、全身の皮膚・粘膜に炎症を起こす疾患)や眼類天疱瘡(結膜の基底膜に対する自己免疫疾患)などがあります。
一方、涙液の蒸発亢進をきたすものにはマイボーム腺塞栓などの眼瞼疾患、コンタクトレンズ装用や瞬目が減少するパソコンやスマホなどのVDT作業などがあげられます。

症状

自覚的には異物感、乾燥感、灼熱感、眼痛、疲れ目(眼精疲労)や霧視などがあります。
他覚的には涙液の質的・量的異常に基づく種々の角結膜所見を呈します。

シューグレン症候群

点状表層角膜炎、糸状角膜炎、結膜充血や角結膜上皮の角化などがみられます。
涙液三角の低下、涙液層破壊時間(BUT)の短縮、また、粘液性の分泌物の増加がみられます。

スティーブンス・ジョンソン症候群

結膜の瘢痕、眼球癒着、角膜への血管や結膜の侵入などがみられます。
二次的に涙腺の導管が閉塞すると、涙液分泌低下を、杯細胞が障害されるとムチンの低下をきたしてドライアイ状態を呈します。

眼類天疱瘡

結膜の炎症が遷延し、結膜が瘢痕化して、二次的に涙腺導管の閉塞や杯細胞障害によりドライアイを生じます。
本疾患は進行性で、角結膜上皮の角化がより顕著になります。

マイボーム腺梗塞

マイボーム腺開口部に脂肪の閉塞像が認められます。
涙液の油層を形成する脂肪の分泌が障害されるため涙液は蒸発しやすくなり、びらんや発赤など種々の炎症所見が見られます。

検査

細隙灯顕微鏡検査

フルオレセインで眼表面を染色することにより角結膜上皮の脱落部分が容易にわかります。
ローズベンガル染色ではムチンが覆っていない上皮細胞や変性・死滅した上皮細胞が染まります。

細隙灯顕微鏡検査

フルオレセインで眼表面を染色することにより角結膜上皮の脱落部分が容易にわかります。
ローズベンガル染色ではムチンが覆っていない上皮細胞や変性・死滅した上皮細胞が染まります。

涙液分泌能検査(シルマー検査)

点眼麻酔薬を使用せず、先端を5mm程折ったシルマー試験紙を下眼瞼結膜嚢内に入れ、5分間のろ紙の濡れをみます。
分泌量が5mm以下の場合は異常、10mm以上は正常です。

全身検査

リウマトイド因子(RF)、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体や抗核抗体などの検査を行い関節リウマチなどの膠原病の有無を調べます。
耳鼻科での唾液腺の検査や内科・整形外科受診も必要になります。

現代医学による治療

人工涙液、角膜保護薬

経症~中等症の乾性角結膜炎では人工涙液やヒアルロン酸ナトリウムだどの角膜保護薬の点眼で対処します。
角結膜の細胞にとって有害な重症例では防腐剤を含まない人工涙液や角膜保護薬を使用します。

涙点プラグ

シリコン製のイーグルプラグとパンクタルプラグがあります。
涙点に比べてプラグが小さすぎると涙小管や涙嚢へ迷入することがあり、逆に大きすぎると肉が形成がみられることがあります。
涙点プラグ内に分泌物が貯留し、感染を生じることがありますので、注意が必要です。

涙点焼却

半永久~永久的涙点閉鎖を目的をして行います。
涙点を十字切開して10-0ナイロン糸で縫合することもあります。

ドライアイ眼鏡

眼鏡にプラスチックのカバーを取り付けたもので、さらに水分を含んだスポンジを装着すれば眼周囲の湿度が高まり、症状の改善が得られます。

眼瞼縁清拭

マイボーム腺障害のある症例ではペビーシャンプーで眼瞼を清拭したり、吉富式圧迫子にてマイボーム腺梗塞部を改善させたりすることがあります。

当院での治療について

ドライアイは上記に記載した通り、様々な原因から発生します。
治療を行う事で目の周囲の血流を改善し、また涙液の循環を良くする事で症状を改善します。
ドライアイは日常生活が原因になっている事も多いため、生活の見直しが大切です。 シューグレン症候群の場合は、ドライアイの治療に加え、全身の津液(水分)や熱のコントロールを行いながら、症状の緩和を目指します。 鍼治療に加え、目を温めながら目の水分を潤すくるみ灸が非常に有効です。

くるみ灸

くるみ灸

くるみ灸とは目に良いとされる菊花に漬け込んだくるみの殻の上でもぐさを燃やすお灸です。
くるみの殻に染み込んだ菊花液がお灸の熱で蒸気となり、気持ち良い温度で目を温め、目の血流を改善します。
眼精疲労や目のクマなどに効果的で、終わった後は目が温かくスッキリします。

日常で気を付ける事

スマホやパソコン・テレビを長時間利用しないようにしましょう。

画面を凝視しているとまばたきの回数が減ります。1時間ごとに10分休憩を入れましょう。

部屋の湿度に気を付けましょう。

湿度が低下すると目の水分も蒸発しやすいです。

コンタクトレンズを常用している方はお休みの日を作りましょう。

コンタクトを使用していると目の水分が多く必要になります。常用は避け、寝る前は必ず外しましょう。また、コンタクトを使わないお休みの日を作りましょう。

エアコンや扇風機の風に直接当たらないようにしましょう。

直接の風は目の乾燥の原因になります。

お化粧でアイラインが残らないようにしましょう。

アイラインがマイボーム腺(まぶたの縁にある皮脂腺)に残ってしまうと、皮脂腺を塞いでしまい皮脂が目の表面を覆えなくなり、涙液の蒸発が亢進します。

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イトウ針灸院

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