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眼科疾患

眼瞼痙攣(けいれん)

眼瞼痙攣は眼輪筋のけいれん性収縮が起こり、開瞼が困難となる状態をいいます。
軽度であれば瞬目過多に伴う流涙や羞明、目の不快感や乾燥感などがみられます。
中等度以上になると、間欠的ですが開瞼困難による視力障害を訴え、精神的ストレスも大きくなります。
重症例では口輪筋などの運動障害もみられます。

眼瞼痙攣を起こす疾患

眼瞼痙攣は下記に分類されます。

繊維束攣縮

筋繊維束の自発的収縮により下眼瞼耳側に多く起こり、不快感を訴えますが、開瞼困難はありません。
疲労・精神的緊張で増悪します。

本態性眼瞼痙攣

眼瞼部に限局したものは本態性眼瞼痙攣、口唇ジスキネジアなどの不随意運動を伴ったものはMeige(メイジュ)症候群と呼ばれます。
中高年女性に多く、両側性で、慢性に進行し自然治癒はほとんどありません。
大脳基底核の障害が原因と考えられています。

片側性顔面痙攣

一側の顔面神経支配の表情筋の痙攣で、瞬目が増え、羞明感や乾燥感を伴います。
頭蓋内顔面神経根の動脈による圧迫が原因です。

眼瞼ミオキミア

顔面神経の機能亢進で起こります。ゆっくりと顔面が動きますが、開瞼困難は伴いません。

西洋医学での治療方法

繊維束痙縮

良性で、特に治療を要しません。安静で軽快します。

本態性眼瞼痙攣

症状が強い場合はボツリヌス毒素を眼輪筋に注射して筋を弛緩させます。

【ボツリヌス毒素療法】
薬品として使われているのはA毒素で、極に注入することによって筋弛緩(神経筋接合部に作用する)を起こします。
当該筋肉の収縮力が弱まるので、たとえば眼輪筋の痙攣が軽くなります。
効果は数か月持続するが、効果が消えれば反復注入が必要となります。
危険な毒素であることから臨床での取り扱いには幾つかの規制があります。

片側性顔面痙攣

頭蓋内顔面神経根を動脈が圧迫している場合、脳外科的手術が行われます。

中医学から見た眼瞼痙攣

眼瞼痙攣は「眼皮跳(がんひちょう)」いい、眼瞼が頻繁にぴくぴくけいれんをおこし、自制できないことを指します。
たまに発生するのは病態ではありません。

血虚生風の眼皮跳

眼の使い過ぎによる傷血や出血過多などにより肝血が不足し、胞瞼を滋養できなくなって内風を発生したために生じる。
特徴は眼瞼痙攣が頻繁で、目の乾燥感・目がかすむ・顔色につやがない・舌質が淡・脈が細などの血虚の症候をともなうことである。

脾胃気虚の眼皮跳

飲食不節・老倦・思慮過度などで脾胃が虚し、胞瞼は脾に属すので、脾虚では胞瞼を制約できなくなって発生する。
特徴は、眼瞼痙攣が頻繁で眼に力がなく、疲労感・倦怠無力感・食欲不振・息切れなどを呈することである。

風熱の眼皮跳

風熱の邪が目竅に停滞して胞瞼に及ぶために発生する。
特徴は、ときに眼瞼痙攣が生じ、目の充血や痒痛・頭痛・悪風などの風熱の症候をともなうことである。

当院での治療

当院では鍼灸治療を行うことで、副作用のリスクもあり対症療法に過ぎないボツリヌス療法や薬物療法に頼らず眼瞼痙攣の軽減を目指します。
適切な鍼灸治療で症状を抑えながら、発症の原因となる問題を解決することで、症状を改善します。
ボツリヌス療法に対しての不安や無効例、副作用などがある場合は、鍼灸治療を検討頂けたらと思います。
また、繊維束収縮については自然に治る事も多いですが、鍼灸治療を行うことで回復を早めます。

症例1 20代 男性 眼瞼痙攣

症状

2年前から発症。
徐々に症状がひどくなり、病院でボトックス注射を数度行う。最初は効果があり楽だったが、徐々に効果が減り、前回の注射はほとんど効果なし。
ボトックス注射以外の治療を求めて当院に来院。
眼瞼だけでなく口にも症状有り。

治療経過

【初診時】
治療後、まぶたの重だるさは無くスッキリしていた。
【3診目】
口の重だるさも減ってきている。
【7診目】
痙攣の頻度は徐々に減ってきている。
【11診目】
前回ボトックスを打ってから3ヶ月以上経ち、薬が切れる頃だが症状は落ち着いてきており、気になる事が少なくなってきた。

まとめ

週1回のペースで施術を行いました。ボトックスが切れた状態でも良好な状態を維持しています。ストレスなどで悪化する事もありますが、今の良い状態を維持できるように引き続き施術を行っていきます。経過が良好なら、調子を見ながら、治療間隔を空けていく予定です。

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