夜盲とは、暗くなると物が見えにくくなる症状です。網膜の視細胞には錐体と杆体の二種類があり、明るい所では錐体が、暗い所では杆体が働きます。
杆体は細かな物の形を見分けたり、色を感じる機能はありませんが、弱い光にも敏感な細胞です。
杆体の機能障害が生じると明順応障害すなわち夜盲が起こります。
夜盲を検出する方法として暗順応検査があります。
一定時の暗順応の後、暗所で、テスト光を感知することのできる最小の光の強さを時間の経過に従って測定するものです。
古典でも夜盲の記載があり、「雀盲」「鶏盲」「鶏蒙眼」などと呼んでいます。
中医学による夜盲の弁証分類は下記になります。
上記の証はすべて虚証です。気血が目を滋養出来ず、発生しているケースが多いです。
それ以外にもストレスが原因になっている場合もあります。
夜盲は単体で発生するものから、その他の疾患(網膜色素変性症)の随伴症状として発生するものもあり、原因を明確にすることが大切です。
鍼灸治療を行うと、治療後から見えやすさを実感するケースが多いです。
お困りの方は一度ご相談下さい。
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