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頭痛とは頭部に限局する痛みの総称です。頭痛のそのものから起こる場合と、原因疾患があり二次的に起こるものがあり、ひどくなると日常生活にも大きな支障が出て、多くの方を悩ませている疾患です。
頭痛には様々な種類があり、首肩部の筋肉の緊張から起きる緊張型頭痛や偏頭痛、風邪をひいた際に起こる頭痛、脳血管障害や感染症による頭痛など原因は様々です。
特に緊張型頭痛は携帯やスマートフォンの普及で目を使う頻度が増えた事や、デスクワークなど一日パソコンを使う仕事が増えた事もあり、増加傾向にあります。
眼科疾患の方でも頭痛を併発しているという方は多いです。
鍼灸の適応となる頭痛は下記になります。
非拍動型で、持続性の頭痛。両側性が多い。締め付けられるような痛み、頭重感を訴える。頭痛の程度は軽~中度。首肩のコリを伴うことが多い。動くと頭痛は軽快する。
拍動性、反復性(数日ないし数週間の間隔をおいて発作的に出現)の慢性頭痛。痛みは強い。多くは片側性。悪心、嘔吐、肩こりなどの随伴症状。光・音・不快な匂いなどに過敏になる。前駆症状(症状が起こる前兆の症状)はあるものとないものがある。女性に多く男性の4倍くらい。遺伝的要因もあり。
群発性に発生する慢性頭痛。男性に多い。一旦起こり始めると1~2か月間毎日頭痛が起こる。1あたりの発作は1~3時間持続する。えぐられるような激しい痛み。睡眠中に痛みのため覚醒することが多く、かための奥が痛む。眼の充血、流涙、鼻閉、鼻汁などの自律神経症状を伴う。
反復性に一瞬のピリっとする表在性の痛み。痛みは罹患神経支配領域に限局。罹患部位への軽い刺激によって痛みが誘発されやすい。該当する神経上に圧痛がある。
東洋医学では頭痛は大きく外感によるものと内傷によるものと分類出来ます。
生活の不注意などにより風、寒、湿、熱などの外邪が身体に侵入することにより起こります。風邪による頭痛が代表例です。
内傷性の頭痛の多くが、慢性に経過した頭痛が多いです。古典では「脳は髄の海」といわれていますが、これは主として肝腎に蔵されている精血と脾胃の働きにより栄養されています。
上記のように体の状態によって様々な原因で頭痛が発生します。
頭痛は治療直後に、頭痛の痛みが改善する例も非常に多く、鍼灸が得意とする分野です。
治療により現在出ている頭痛の緩和から、最終的には頭痛を出にくい体質を目指します。
眼科疾患においても、首肩の筋肉の緊張による血流の低下が、目だけでなく頭痛に影響を及ぼしている場合が多いです。
治療と合わせて、日常での頭痛を出にくくする養生法の指導も行いますので、お悩みの方は一度ご相談下さい。
2年前から頭痛がひどく、心療内科に通院。
緊張型頭痛との診断でソラナックスを服用。
薬の服用が長くなり、薬を飲まずに頭痛を治療する事を希望して当院に来院。背部の痛みや胃の重だるさも有り。
真面目で責任感が強く、緊張しやすい体質に加え、4月から新成人で慣れない仕事によるストレスから頭痛・背部痛や胃の重だるさなどの症状が強くなっています。
目標である薬の服用を止める事は、年末に気が緩んだ際に出た頭痛で一度だけ服用していますが、5診目以降からは服用していません。
まだ症状が出る事はありますが、背中の痛みも前ほどひどくなっておらず、今以上に頭痛が出にく体質になる事を目指して治療を継続していく予定です。
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目次1 眼瞼痙攣(けいれん)2 眼瞼痙攣を起こす疾患2.1 繊維束攣縮2.2 本態性眼瞼痙攣2.3 片側性顔面痙攣2.4 眼瞼ミオキミア3 西洋医学での治療方法3.1 繊維束痙縮3.2 本態性眼瞼痙攣3.3[…]
目次1 甲状腺眼症2 甲状腺眼症の症状・所見3 眼球突出について4 当院での治療方法5 当院での症例5.1 症例1 30代 女性 甲状腺眼症5.2 症例2 30代 女性 甲状腺眼症 甲状腺眼症 甲状腺眼症は[…]