逆子


逆子

逆子逆子とは「骨盤位」ともいい、赤ちゃんの頭が上を向いている状態のことを言います。
正常な場合は「頭位」といって下を向いているのが正しい状態です。
原因としては、母体側に要因があるものとして、子宮内の容積が狭いなど胎児が動き回る十分なスペースが不足している、あるいは逆にスペースが広すぎて胎児の位置が一定に定まらない場合など母体側に理由があります。
胎児側に要因があるものとしては、体が大きすぎるなど子宮内で十分に回転できない、あるいは逆に小さすぎて動き回れすぎ位置が一定しない場合に多いです。

東洋医学的に見ると、
1. ストレスなどの気の停滞
2. 飲食不節などによる水質の停滞
3. 気血両虚による体の弱り
によるものに分類されます。

逆子を戻す方法としては逆子体操が有名ですが、鍼灸も逆子治療に非常に効果的です。
ただし、臍帯が巻き付いているなどの器質的な原因が理由の場合は効果が無い、もしくは無理に戻そうとすると逆効果ですので、治療は7回を1クールとして行います。
治療内容としては上記の原因に対応する経穴(ツボ)に対して鍼治療を行い、次に足の小指の先にある至陰(しいん)という経穴にお灸をします。ここにお灸をすることで、赤ちゃんが動き出します。
当院では棒灸という直接皮膚に行わないお灸を使用しますので、お灸の痕が残ることがありません。
妊娠28週から32週までは戻りやすいですが、それ以降になると胎児の成長により戻るスペースが無くなり戻りにくくなるという報告もあります。
早い段階での治療をお勧めします。
当院では金山までの無料送迎を行っておりますので、お腹が重くなった妊婦さんでも通院が安心です。
お気軽にご相談下さい

症例1 30代 女性 逆子

症状

来院時は妊娠33週。逆子体操など色々試すも戻らず当院を来院。

治療経過

【初診時】
治療中から動きだし、治療後もいつも以上に動いていた。
【3診目】
頻繁に動いているが、お腹の蹴る位置はあまり変わっていない感じがするとの事。

まとめ

3診目終了後に病院を受診した際、戻っている事を確認し治療終了。
帝王切開の日程を決めるための受診だったので、無事に戻りほっとしました。
無事に元気な赤ちゃんを産んで下さい。

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