セイリン工場見学

2月11日(火)は愛知県鍼灸専門師会主催の「セイリン工場バスツアー」に行ってきました。

鍼灸師の方ならセイリンと聞いてピンとくるんですが、鍼を作っているメーカーです。

学生時代にお灸で使う艾(もぐさ)の工場見学に行ったことはあるのですが、鍼は初めてでした。

静岡の清水工場にバスで行き、工場を見学しました。

本社の写真です。

鍼の製造工程は

素材の購入→匡正(きょうせい)→切断→研磨→洗浄→組立→包装→滅菌→出荷検査→出荷

の手順で行われるとのことです。

HPに詳しい工程内容が載っています。

http://www.seirin.tv/

今回は「組立・滅菌・出荷検査」の工程を見せてもらいました。

工場内は衛生管理のため、見学者も帽子の着用が義務付けられていました。

みんな楽しそうです(*^_^*)

鍼は下のように呼び名がついています。

組立では鍼の鍼体(刺す部分)と鍼柄(つかむ部分)を接合する作業を、機械が一瞬のうちに行っていました。

機械によって違いますが、一つの組立機で一日8~12万本くらい生産出来るそうです。

写真は企業秘密の部分もあるため、撮らせてもらえませんでしたあせる

滅菌では完成した製品に11時間くらいかけて、エチレンオキサイドガスというすべての菌・ウイルスを滅菌するガスで行うそうです。

出荷検査では鍼先の状態や鍼を引っ張った際の耐久力などの検査を行い、機械だけでなく人の目でもチェックを行っているそうです。

これくらい大きなサンプルで見ると鍼先の違いが分かりますね。

出荷した鍼はサンプルを5年間保存して、品質チェックを行うそうです。

セイリンさんが掲げている「安心・安全」が、実際に工場を見ることで感じることが出来ました。

食べ物でもそうですが、作っている人の顔が見えると安心しますね!

これまで以上にセイリンさんの製品が好きになりました。

大人の社会見学なので、帰りのバスはしっかり飲んで帰りました(笑)

********************************
イトウ針灸院
伊藤 健悟

〒466-0059
愛知県名古屋市昭和区福江2-12-17

TEL/FAX : 052-881-3768
ホームページ : https://ito-acp.com
********************************

関連記事

二十四節気

二十四節気とは季節を知る術として中国で生まれ、一年を二十四つの節気(15日間ずつ)に分けたものです。 東洋医学では治療や養生指導の際に、気候が体にもたらす影響を考慮します。 暦の上では秋分で少しづつ秋を感じられるのですが[…]

[» 続きを見る]

暑気払いとほうろく灸

一昨日の日曜に鍼灸学校の同級生が開催するお灸教室に参加してきました。 そこで、「ほうろく灸」を初体験しました(*^_^*) ほうろく灸とは、夏の炎天下、武田信玄がカブトの上でもぐさを炊き、あつい灸をすることで暑気を払い、[…]

[» 続きを見る]

鍼施術により初期緑内障の視野に変化があった2症例

院長の伊藤です。 5月23日(日)に「第37回 眼科と東洋医学 研究会」がオンラインで開催されました。 今回、一般演題で「鍼施術により初期緑内障の視野に変化があった2症例」を発表する機会を頂くことが出来ました。 発表に使[…]

[» 続きを見る]

女性用着替え

女性用の着替えを導入しました。 数人の患者さんに試してもらいましたが、なかなか好評です。 必要な方はおっしゃって下さい(*^。^*) ********************************イトウ針灸院伊藤 健悟[…]

[» 続きを見る]

乾燥対策と加湿器

最近は日に日に寒くなってきてますね。 今日は名古屋で初霜を記録したそうです。 冬は寒さも厳しいですが、乾燥も強い季節です。 29日(金)の名古屋の湿度は24%です。 乾燥している場所では風邪などの菌やウイルスも飛散してい[…]

[» 続きを見る]