鍼灸の治療に「刺絡(しらく」というものがあります。
頭や手の経穴(ツボ)から1、2滴血を抜く治療です。
血を抜くというとビックリするかもしれませんが、様々な効果があるんです!
風邪による喉の痛みには親指の指先にある少商という経穴を使用します。
のぼせがひどい場合や花粉症には頭の百会という経穴を使用します。
なぜ効果があるのかというと、刺絡をする事で、淤血(おけつ:血が停滞すること)を取ったり、清熱(せいねつ:熱を取る)することが出来るんです。喉の痛みなどはその場で変化が出ます。
熱が原因のアトピー性皮膚炎や結膜下出血などにも効果があります。
ただ、刺絡はほんの少量ですが血を抜くため瀉法(しゃほう)といい刺激の強い治療となります。
行う前に事前に問診をして、体が弱っている人には絶対行いません。
********************************
イトウ針灸院
伊藤 健悟
〒466-0059
愛知県名古屋市昭和区福江2-12-17
TEL/FAX : 052-881-3768
ホームページ : http://ito-acp.com
*********************************
木曜午前の診療を開始しました。 往診の都合上、月・金の午前は休診となっていますが、ゆくゆくは月・金の午前も診療も始めたいと思っています(*^_^*) ********************************イトウ[…]
二十四節気とは季節を知る術として中国で生まれ、一年を二十四つの節気(15日間ずつ)に分けたものです。 東洋医学では治療や養生指導の際に、気候が体にもたらす影響を考慮します。 暦の上では秋分で少しづつ秋を感じられるのですが[…]
先日、以前勤めていた会社の上司が治療を受けに来てくれたときに 不眠に鍼灸は効くのかと聞かれたので、今日は不眠について。 中医学で不眠は「不寝」と言われ、つねに睡眠が不足することを言い、寝つきが悪い、すぐに目が覚めてなかな[…]
台風4号の影響もあり、梅雨らしく雨続きの天気が続いています。 今日は梅雨の養生法についてお話します。 梅雨は雨が多く湿気が多い状態です。 中医学では湿(邪)といいます。 人間の体には水分(津液)が多く含まれており、通常で[…]