今週末の2月25日(日)は「はり師・きゅう師」の国家試験になります。
当院からは午後の診療を手伝ってもらっている大西君が受験します。
普段から勉強もしっかりしているし、今日も仕事に出ると言っているので、まず大丈夫でしょう。
本当に危なかったら仕事どころではないですからね(笑)
鍼灸師になるには、厚生労働省と文部科学省によって定められた専門学校や大学を卒業することです。
そこで初めて鍼灸師の試験を受ける資格が得られます。
ちなみに鍼灸師という資格は無く、「はり師・きゅう師」という別々の資格を持っている人を鍼灸師と言います。
はり師・きゅう師の国家試験は、果たしてどのくらいの難易度なのでしょうか。
データは「Career Garden」のサイトから引用させて頂きました。
はり師国家試験の受験者数はほぼ横ばいの傾向にあります。平成28年度の受験者数は4,527人です。
はり師国家試験の合格率は、70%台で推移していましたが、平成28年度試験の合格率は初めて70%を下回る67.0%となっています。
きゅう師国家試験は、ほとんどの人がはり師国家試験と同時に受験するため、受験者数もほぼ同じです。平成28年度の受験者数は前年よりも若干減少し4,443人です。
きゅう師国家試験の合格率は、ここ10年ほど70%台後半で推移していましたが、平成28年度試験の合格率は70%を下回る67.7%となっています。
国家試験であるため決して簡単ではありませんが、学校で3年間しっかり勉強していれば合格できる難易度の試験です。
ただ、現役で合格出来ないと一気に合格率が下がってしまいます。
数年前に規制緩和が起こって、鍼灸学校が一気に増え、愛知県では現在5校あります。
・名古屋鍼灸学校
・中和医療専門学校
・名古屋医専
・名古屋医健スポーツ専門学校
・トライデントスポーツ医療専門学校
僕が入学した時点では名古屋鍼灸学校、中和医療専門学校、トライデントの3校しかなかったので、ここ数年で大分増えました。
一昔前と比べると鍼灸師はとても多くなり、ただ鍼が打てる、お灸が出来るだけでは生き残っていけない時代になったと感じます。
従来ですと、腰痛、肩こりといった疾患を対象にしている所が多かったのですが、不妊や美容、めまい、頭痛、眼科など専門に特化した鍼灸院が増えています。
国家試験を受かって免許を取るのは通過点であり、そこから臨床をつんで自分の得意分野を見つけて伸ばしていくことが大切だと思います。
受験生のみなさんはしっかり体調を整えて、試験本番を頑張って下さい。
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