目の疲れのセルフケアとして、様々な商品がドラッグストアなどで売られています。
目の疲れが気になった時に、目を温めたり冷やしたりする事を考える方は多いのではないでしょうか。
昔は目を冷やすグッズが主流でしたが、ここ数年は目を温めるグッズが多く出回っているように思います。
目を温めるグッズと冷やすグッズ、どちらを使うか迷われる方も多いのではないでしょうか?
当院でも患者さんに聞かれる事が多いので、目を温める事と冷やす事についてまとめましたので、自分の症状に合わせて使い分けてもらうと良いです。
・目を温めると、目の周辺の血管を拡張させ、血流が増加。
・眼球運動や目のピント調節を行う目の筋肉の緊張を緩める。
・ドライアイにも有効。
・副交感神経が優位になり、眠くなる。
・目や目の周囲を冷やす事で、筋肉と血管を収縮させる効果がある。
・目に炎症がある場合などに有効。
・目の外傷に効果的。
・アレルギーによる目のかゆみは冷やした方が楽になる場合が多い。
デスクワークやスマホを使用しての目の疲れなどは、目のピントを行う目の筋肉(毛様体筋)の疲れが原因です。
目にとって一番疲れるのは近くを見続ける事です。
その場合は温めるのが非常に効果的です。
眼精疲労の多くが目の血流不足や筋肉(毛様体筋)の疲れから起こるので、まずは温めてみて、もし痛みが増したり嫌な感じがした場合は中止してもらうと良いかと思います。
先日の『ドライアイの予防方法』でも記載しましたが、ドライアイにも非常に有効です。
目を温める事で、緊張を取り副交感神経を優位にすることで体がリラックスしますが、眠くなってしまいますので、就寝前に行うのが一番です。
お値段が800円弱なのに、250回も使える優れものです。
レンジで温めるので、自分に合った温度調整が出来る点もGOOD!!
基本的には目を温めた方が効果的な場合が多いです。
目を温めると緊張が取れ眠くなってしまうので、寝る前が一番お勧めです。
炎症や出血性の眼疾患など、温める事で症状が悪化する場合もありますので、
温めて痛みなどが増すなどの場合はすぐに中止して、眼科を受診するのが一番だと思います。
目の症状は首や肩・体との関係も大きく、症状がひどくなると目を温めただけででは回復しない場合も多いですので、その場合は早めに治療を行いましょう。
当院ではくるみ灸という目を温めるお灸を行っています。
目の温熱効果に加え、漢方で使われている「菊花」の液がくるみにたっぷり染み込ませてあり、蒸気で目を温める気持ちよいお灸です。
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