視力の種類②

【片眼視力と両眼視力】

通常、視力は片眼を遮蔽(しゃへい)した状態で左右眼ごとに測定します。

両眼で見た視力を「両眼視力」といい、片眼視力の良い方より多少良いのが一般的です。

特に子供ではその傾向がみられます。

【字ひとつ視力と字ずまり視力】

ランドルト環を1つずつ見せて測定する視力を「字ひとつ視力」といい、通常の視力表を用いて測定する視力を「字ずまり視力」といいます。小学生低学年くらいまでは、たくさんあるランドルト環から1つを選んで読み取る機能が完成していないので、字ずまり視力より、字ひとつ視力のほうが良いことがあります。

【動体視力と静止視力】

通常の検査では「静止視力」を測定しています。動く物体を見るときの視力を「動体視力」といいます。

動体視力が遠方から近方へ近づく視標で測定する場合と、振り子のように左右に動く視標で測定する場合があります。動体視力は個人差が大きく、物体の移動速度や被験者の疲労の度合いに影響を受けます。

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イトウ針灸院
伊藤 健悟

〒466-0059
愛知県名古屋市昭和区福江2-12-17

TEL/FAX : 052-881-3768
ホームページ : http://ito-acp.com
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