緑内障のセルフチェック

緑内障とは

緑内障は何らかの原因で眼球と脳の間の情報の橋渡しをしている視神経が障害され、視野(見える範囲)や視力に異常が起きる病気です。
日本人では40歳以上の緑内障の有病率は5.78%とされ、そのうち80%が無治療といわれています。

緑内障のセルフチェック

眼科での緑内障の診断は眼圧・眼底写真・視野検査を総合して行います。
緑内障は最初は片目のみ発症という場合が多く、発症初期は正常な目が欠損した目をフォローしてしまうため、両目で見ている状態では視野の欠損に気づけない場合が多いです。
自宅にあるカレンダーを使うことで、簡易的な視野検査を行うことが可能です。

カレンダー視野検査の方法

自宅のカレンダーの前に立ち、片目を閉じます(または手で隠します)。
カレンダーの中心(このカレンダーの場合は15)に視点を合わせます。

中心から視点をずらさずに、1から順番に見て行き、数字が見えない所がないか確認します。
もし見えない箇所がある場合はその部分の視野が欠損している可能性があるので、眼科の受診をお勧めします。
カレンダー視野検査は中心部分の視野は分かりますが、カレンダーの外側の視野については検査出来ません。
外側の見えにくさを感じる方は、カレンダーの距離を近くして検査することで、視野の範囲を広げて検査出来ます。
ただ、眼科の検査とは違い簡易的な検査ですので、正確や視野の状態を知りたい場合は眼科を受診して頂くのが一番です。

まとめ

カレンダー視野検査は自宅で手軽に出来るのが利点です。
視野欠損や狭窄は緑内障以外の疾患でも発生します。
日常生活で片目で物を見る機会は少ないので、物の見えにくさや目の違和感を感じた際に一度試してみると良いかと思います。

・当院での緑内障治療はこちら

関連記事

視力検査のコツ

当院で視力測定をしていると、正しい方法を知らずに視力を測定している方が多くいて、もったいないなと思う事が多いです。 患者さんには正しい方法を教えていますが、知らない方が多いですよと指摘されたので、今回ブログにまとめてみま[…]

[» 続きを見る]

見え方紹介アプリ

院長の伊藤です。 最近、すごく面白いアプリを見つけたので紹介したいと思います。 目次1 見え方紹介アプリ1.1 正常な見え方1.2 視力が低下した見え方1.3 視野狭窄の見え方1.4 中心暗点の見え方1.5 まとめ 見え[…]

[» 続きを見る]

視覚障害者のガイド方法

院長の伊藤です。 先日、名古屋市視覚障害者協会の主催する「eyeからつながる用具展!」に参加しました。 視覚障害の方が利用出来る様々な機器が展示してあり、以前ブログでお伝えした「OTON GLASS(オトングラス)」や「[…]

[» 続きを見る]

遮光眼鏡カラーシュミレーションアプリ「CCP Color Simulator」

院長の伊藤です。 当院を受診される方で、眩しさで日常生活の支障がある方は遮光眼鏡をオススメするする事があります。 遮光眼鏡の機能に関しては過去のブログ「夏の紫外線対策」をご参照下さい。 遮光眼鏡は実際に眼鏡屋さんに行って[…]

[» 続きを見る]

夜盲補助眼鏡

先日、眼鏡メーカーのHOYAから発売される「暗所視支援機器 MW10」の試装会に参加しました。 私自身、網膜色素変性症という眼科疾患を患っており、夜盲の症状があります。 街中の明るい場所ならばまだ良いのですが、暗い夜道だ[…]

[» 続きを見る]