遮光眼鏡カラーシュミレーションアプリ「CCP Color Simulator」

院長の伊藤です。

当院を受診される方で、眩しさで日常生活の支障がある方は遮光眼鏡をオススメするする事があります。
遮光眼鏡の機能に関しては過去のブログ「夏の紫外線対策」をご参照下さい。

遮光眼鏡は実際に眼鏡屋さんに行ってレンズカラーを合わせるのが一番ですが、遮光レンズを制作している東海光学さんから遮光眼鏡カラーシュミレーションアプリがリリースされているのを知り、早速使ってみました。

CCP Color Simulatorとは

CCP Color Simulator」は、遮光レンズの見え方を体験できるアプリです。
まぶしさを感じるすべての方にお勧めしている、東海光学の遮光レンズ「CCP series」を、カラー毎に選択することで見え方が体験できます。
まぶしさの程度に合わせてカラーを選択することで、その効果の違いを確認してください。まぶしさを感じてお困りの方の、最初の簡易的な確認用ツールとして是非ともご活用ください。

実際の見え方は、眼科、眼鏡店で保有している「遮光トライアルキット」にてご確認ください。遮光眼鏡をご購入の際は、眼科医による診断のもと、自覚検査によってカラーをご選択ください。
(アプリの紹介ページから引用)

CCP Color Simulatorの機能

■シミュレーション画面セレクト

6種類の「シーン」+「ライブカメラ」からシミュレーションする画面を選択できます。

■レンズカラー選択

23色のカラーから選択でき見え方が確認できます。車の運転に使用できるカラーも確認できます。

■レンズ有無の切り替えボタン

レンズカラーの効果は あり/なし を切り替えて違いを確認できます。

■まぶしさ調節機能

画面の明るさを調整して擬似的にまぶしさを発生させます。

■画面切り替え機能

1画面/2画面の表示切替いたします。2種類のレンズカラーを比較しながらシミュレーションできます。

■取扱店掲載

遮光眼鏡を取り扱っている眼鏡店を紹介いたします。

■製品情報

遮光眼鏡の商品を紹介いたします。

CCP Color Simulatorを使ってみて

実際にアプリを使ってみました。
自分自身、網膜色素変性による眩しさがあるので、東海光学さんの遮光レンズCCPを使用しています。

今までは眼鏡屋さんに行ってレンズカラーを合わせなければならなかったのですが、iPadにアプリを入れるだけで手軽にカラーを確認出来るのはとても有難いです。

用意されている画像以外にもカメラの映像から眩しさをチェックしたり、2画面に切り替えてカラー比較出来るのも良いです。

遮光眼鏡が欲しい人がどれくらい見やすくなるか確認に使ってもらうのが良いと思います。
当院でもアプリを見て貰ってから店舗で購入された方もみえます。

購入する前には必ず実物のレンズカラーで確認して下さい。

 

関連記事

第19回 名古屋ライトハウス用具店のお知らせ

院長の伊藤です。 6月2日(日)に名古屋国際センタービルで名古屋ライトハウス用具店が開催されます。 視覚に障害がある方が今よりもっと便利に暮らせるよう、生活に役立つ機器や情報を紹介する展示会です。 みえないひとはおちろん[…]

[» 続きを見る]

視覚障害者のガイド方法

院長の伊藤です。 先日、名古屋市視覚障害者協会の主催する「eyeからつながる用具展!」に参加しました。 視覚障害の方が利用出来る様々な機器が展示してあり、以前ブログでお伝えした「OTON GLASS(オトングラス)」や「[…]

[» 続きを見る]

視力検査のコツ

当院で視力測定をしていると、正しい方法を知らずに視力を測定している方が多くいて、もったいないなと思う事が多いです。 患者さんには正しい方法を教えていますが、知らない方が多いですよと指摘されたので、今回ブログにまとめてみま[…]

[» 続きを見る]

物がゆがんで見えてませんか?

目次1 変視(へんし)とは2 変視が起こる原因3 変視の見え方の例3.1 正常な見え方3.2 変視の見え方の一例4 変視のセルフチェック方法4.1 アムスラーチャート4.2 ゆがんで見える例5 もし歪みが見つかった場合は[…]

[» 続きを見る]

目の薬膳茶

当院では、新患さんにお茶をお出して症状についてお話を聞かせてもらっています。 せっかく眼科専門の鍼灸院なので、今月から目の薬膳茶をお出しています。 <目の薬膳茶の内容と効能> ・菊花:体の熱を冷ます、老化防止、補肝・腎、[…]

[» 続きを見る]